「安いし、まあ使えるやろ」——ファミキャンを始めた頃のワイは、値札を見てそう決めることが多かった。
せやけど、安い道具が全部アカンわけやない。ワイが失敗した本当の原因は、安さだけ見て「耐荷重」「保冷の条件」「何用の道具か」を確かめんかったことや。
それと、先に分けて言うとく。この3つは同じ種類の話やない。
・クーラー= 最初からハードを選んで避けられた話
・グローブ= 調べて「軍手と焚き火用は別モンや」と知った話
この記事では「高いもんを買え」やのうて、買う前にどこを見たらええかを3つのギアから整理していくで。
- 😭安いチェアを買って腰をやった
- 🧊クーラーだけはケチらんかった——その理由
- 🧤軍手で焚き火はアカン——理由は「素材」にある
ケチり禁止ギア①:激安折りたたみチェア(1,500円)
キャンプ始めた頃、「チェアなんて座れればなんでもええ」と思てた。ホームセンターで1,500円の折りたたみチェアを購入。軽くて持ち運びも便利やし、最高やと思ってた。
しかし現実は甘くなかった。座面が低すぎて立ち上がるのがしんどい、背もたれがほぼ垂直で腰が死ぬ、金属フレームが3回使ったところでぐらつき始めた。子供が勢いよく座ったら「バキッ」と折れてしまい、泣く子供をなだめながら撤収する羽目になった。
ただ正直に言うと、「1,500円やったから折れた」とは言い切られへん。商品名も品番も残ってへんから耐荷重も分からんし、3回目でぐらつきが出たあとも使い続けたのはワイや。そこへ子どもが勢いよく座った——原因はいくつも重なっとる。
あのとき見るべきやったんは値札やのうて、耐荷重の数字と、フレームや接続部の状態やった。ぐらつきは道具からの「次は危ないで」という合図や。元を取りたい気持ちで使い続けたんが、ワイのいちばんのミスやと思てる。
チェアは毎回のキャンプで何時間も座るもん。ケチったらあかん道具の筆頭やと今は思てる。
ちなみに今ワイが使うとるんは、ロゴスのアッセムチェア for2(2人で座れるベンチ型)とあぐらチェア、それとホームセンターで買うたロータイプとハイタイプが1脚ずつ。どれも「一生モノ」みたいな値段のもんやない。それでも、あの1,500円のとは座った瞬間の安心感がまるでちゃう。ようは「高いのを買え」やのうて、安さだけで選ぶなということやと思てる。
✅ 代わりにおすすめするチェア
- ✅ヘリノックス チェアワン(旧型 #1822221):本体893g/収納袋込み965g・公式15,800円。軽さと、パーツ交換しながら長う使える点が強み。
※「チェアワン」は旧型・(re)・Homeで中身がちゃうので買う前に品番を確認してな - ✅コールマン コンパクトフォールディングチェア:公式7,590円・約2.1kg・座面高約28cm・耐荷重約80kgのロースタイル。
※耐荷重80kgは膝に子どもを乗せると超えることがある数字や
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🗣️ マッサンの一言(公式仕様を見て思うこと)
「バキッ」って音、あれは一生忘れへん。下の子が満面の笑顔で座った瞬間、フレームが折れて地面にひっくり返ってん。泣き止まへん子供を片手で抱えて、もう片手で焚き火の缶ビール握り直した時の——あの何とも言えん虚しさ。1,500円ケチった結果、家族の笑顔と1日のキャンプが消えたわけや。チェアはケチったらあかん。ホンマに、これだけは譲られへんで。
ケチり禁止ギア②:クーラーボックス——ここは最初からケチらんかった
「クーラーボックスなんて冷えてればなんでもええ」——売り場で一番そう思われがちなんが、ここや。
ただ正直に言うと、ここはワイ、失敗しとらん。最初からハードクーラーを選んで、今もコールマンのポリライト48QTを使うとる。理由は「デカいほうが安心やろ」くらいの雑なもんやったけど、結果的にはそれが当たりやった。
温度計で厳密に測ったことはないから「何時間もつ」とは書けへん。1泊のファミキャンで困ったことは一度もない。
で、なんで薄手のソフトクーラーが弱いんか。答えは断熱材の厚みや。外から見たら同じ「クーラーボックス」でも、壁がスカスカやと外の熱がそのまま入ってくる。魔法瓶と、ただの水筒カバーくらいちゃう。夏の車の荷室は日なたに停めるだけでどんどん暑うなるから、薄い布1枚で立ち向かうんは分が悪いわけや。
誤解せんといてほしいんは、ソフトクーラーが悪いんやないということ。ロゴスの氷点下シリーズみたいに、ソフトでも断熱材をぶ厚う入れたモデルはちゃんと冷える。極端に簡素な作りのもんが、夏の食材の預け先には向かんという話や。
🥩 ビールより先に、肉と魚の話をさせて
クーラーの失敗でほんまに怖いんは、ぬるいビールやのうて食材のほうや。厚労省も、気温が高い時期は保冷剤やクーラーボックスを使うて低い温度で持ち運ぶよう案内しとる。肉・魚・乳製品を入れるなら、飲みもんの冷たさで判断せんと、庫内温度計を1つ放り込んでおくのがいちばん確実や。1,000円もせえへん道具で、夏のいちばん怖いとこが見えるようになる。
ついでに言うとくと、厚みを触っただけで保冷力は決められへん。フタの構造、密閉具合、容量、使う保冷剤、前の晩に冷やしとくかどうか、開け閉めの回数、その日の気温と直射日光——ぜんぶ効いてくる。メーカーが公表しとる試験の条件(どの保冷剤で、何℃の環境で測ったか)まで見るのが確実や。
✅ 代わりにおすすめするクーラー
- ✅ロゴス ハイパー氷点下クーラー:氷点下パック併用で長時間の保冷を実現する実力派(公式目安:アイス約7時間〜最大12時間)
- ✅コールマン エクストリームクーラー:ハードクーラーの定番。28QT(約26L)は公式が「ソロ・デュオキャンプにも最適」、52QT(約49L)は公式が「ファミリーキャンプに最適」と案内しとる。家族で使うなら泊数と食材の量から決めてな
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🗣️ マッサンの一言(ワイが引っかかったとこ)
焚き火の前で「カシュッ」ってやったときに、それがキンキンに冷えとったら——もう勝手に表彰式が始まるやんか。ワイがクーラーだけ最初からハードにしたんは、深い考えがあったわけやのうて「デカいほうが安心やろ」くらいの理由やねん。ええ選択やったなと今でも思う。売り場で迷ったら、フタをコンコン叩いてみ。ぶ厚いやつは音がちゃうで。冷えた一杯目のために、ワイらキャンプ行っとるようなもんやからな。
ケチり禁止ギア③:薄い焚き火グローブ(軍手タイプ・500円)
「グローブなんて軍手でええやろ」——キャンプ場で一番よう見かける勘違いが、これや。ワイも最初はそう思とった。
けど軍手は焚き火の道具やない。ホームセンターで売っとるやつは、綿やポリエステルの糸を編んだ「一般作業用」や。荷物を運んだり草を抜いたりするための手袋やねん。
これを火のそばで使うと、火の粉が当たった瞬間に糸が焦げて、熱がそのまま手に伝わる。
編み目のすき間からも熱は入る。素材によっては燃えたり、溶けて肌にくっついたりもする。
そして一番の問題は、耐熱の性能がどこにも書かれてへんことや。「何℃まで大丈夫か」を確かめる手がかりが無い道具を、火のそばで使うことになる。
「熱くなったら手を引いたらええ」と思うかもしれんけど、熱いと感じた時点で、もう手袋の中まで熱は届いとる。
そして子どもは大人の真似をする。親が軍手で薪をつかんどったら、子どもも同じことをやってええもんやと思う。ここは道具でハッキリ線を引いといたほうがええと思うねん。
焚き火グローブは本革製で、前腕まで覆えるロングタイプがおすすめや。メーカーはグリップスワニー、ペトロマックス、キャプテンスタッグ等、焚き火専用に設計されたものを選びたい。
✅ 代わりにおすすめする焚き火グローブ
- ✅本革製の焚き火グローブ(ロングタイプ):前腕まで覆える長さのもの。
⚠️ 「本革やから熱に強い」と一括りにはできひん。耐熱温度を公式に書いとる製品は少なくて、4つ調べたうちハッキリ数値があったんはペトロマックス アラミドプロ300(耐熱250℃)だけやった。メーカーが「焚き火・BBQ用」と用途を明記しとる品番で選んでほしい - ✅TEMRES 01winter:雨の日の設営・撤収、濡れた道具の片付け、寒い日の水仕事など火から離れた作業用や。
⚠️ 焚き火用やない。ショーワグローブ公式は「熱いものに触れないでください」「火元や熱源のそばに置かないでください」と書いとる。本革グローブと重ねて使う道具やのうて、場面で持ち替える道具や。
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🗣️ マッサンの一言(ワイが思うとること)
グローブだけはケチらんといてほしい、これだけは本気で言わせてくれ。ワイが調べてて一番ゾッとしたんは、「軍手が燃える」っちゅうとこや。熱が伝わるだけならまだしも、手にはめとるもんが燃えるって、想像したら手が引っ込むやろ。本革グローブは3,000円くらいから買える。焚き火の前で家族が笑うとる時間を守る値段やと思たら、これはむしろ安い買い物ちゃうかな。
まとめ:安物買いの銭失いはキャンプでも同じ
チェア・クーラーボックス・焚き火グローブ。この3つは、ケチった分がそのまま跳ね返ってくる「ケチり禁止ギア」や。これはもう声を大にして言うで。
| ケチり禁止ギア | 失敗の代償 | おすすめ代替品 |
|---|---|---|
| 1,500円チェア | 腰痛・子供の前で破損 | ヘリノックス・コールマン |
| 薄手のソフトクーラー | 断熱材が薄く保冷がもたん | ロゴス・コールマン |
| 軍手タイプグローブ | 熱が通る・危険 | 本革製ロンググローブ |
毎回使うものにケチると、毎回後悔することになる。長く使えるちゃんとしたギアは、結果的にコスパが高い。これがファミキャン5年で学んだ一番の教訓や。
🗣️ マッサンの一言(ワイが次のキャンプで思うこと)
ワイの物置の奥には、折れた1,500円チェアがまだ転がっとる。捨てるのも罪悪感あって、かというて使う気にもならん——この中途半端さが一番しんどいねん。あのとき1,500円ケチらんかったら、その差額で薪も足せたし、ウイスキーの一本もええやつが買えたはずやろ。焚き火の前で家族が笑うとる時間、それを守るための投資やと思って選んでほしいわ。
❓ よくある質問
Q. ファミキャンの失敗を防ぐための「最低限の準備」は何ですか?
天気予報確認(3日前・前日・当日の3回)、夜の最低気温に合わせた防寒着・寝袋、ファーストエイドキット(絆創膏・痛み止め・子供用解熱剤)、予備の電池・モバイルバッテリー。この4点を押さえるだけでも、初心者がぶつかりやすいトラブルは、かなり減らせるで。
Q. 安物で買って後悔しないギアの見分け方はありますか?
「設営・撤収で毎回使うもの」は安物を避けること。テント・寝袋・ペグは、品質がそのまま快適さと安全につながる。逆に「あったら便利くらいのもの」はまず安物から試してOKです。
Q. キャンプで失敗した時、子供への対処法はどうしていますか?
うちでは失敗も含めて「キャンプの話」として楽しむようにしてます。雨でびしょ濡れになった時も「雨のキャンプ経験できたな!」と前向きに。子供はおとなの対応次第でネガティブにもポジティブにも受け取る。まずは親が楽しそうにすることが大事。次からは子どものカッパも用意したわ。
Q. 雨でキャンプが中止になりそうな時はどう判断しますか?
降水確率だけでは決めへん。大雨・洪水・暴風・雷の情報、川や沢の増水、行き帰りの道路状況、ほんでキャンプ場からの案内まで確かめる。
設営〜撤収の時間帯に強雨予報があるなら延期。雷や暴風のおそれがあるときは、道具でしのごうとせず中止してください。テントは雷よけにはならんし、風で骨組みが折れたら撤収そのものが危のうなる。特に子連れなら、無理に行くより、天気のええ日に延ばすほうが結局は楽しめるで。
Q. キャンプギア選びで「失敗しない鉄則」を一言で教えてください。
「まず借りるかレンタルで試してから買う」です。特に高額なテント・タープ類は実際の大きさと設営のしやすさを体験してから決めるほうが確実や。キャンプ場のレンタルや友達から借りて一回使ってみると「思ってたんと違う」を防げます。店舗に行って実物を見ると良い。
Q. 焚き火グローブのお手入れ・保管はどうすればいいですか?
本革製の焚き火グローブは、使った後に灰や汚れを乾いた布でサッと払って、風通しのええ日陰でしっかり乾かすのが基本やで。濡れたまま放置するとカビたり硬なったりするさかいな。直射日光やストーブの近くで急に乾かすと革が縮むから、それだけは避けるんやで。シーズンオフはジップ袋やのうて通気性のある布袋で保管するのがおすすめや。
Q. そこそこ値段のするチェアは、初心者が最初から買っても大丈夫ですか?
大丈夫どころか、ワイは初心者ほど最初からええチェアを買うべきやと思てるで。チェアは毎回のキャンプで何時間も座るもんやから、ここをケチると一番こたえるねん。激安チェアで腰やってフレーム折った経験から言わせてもらうと、座り心地と耐久性のあるチェアは結果的に長う使えてコスパも高い。ただしいきなり2万円クラスを狙わなアカンわけやない。ワイが使うとるロゴスのアッセムチェア for2やあぐらチェアかて、そこまでの値段やないしな。「ホームセンターの一番安いやつを、値段だけで選ぶ」——これを避けるだけでだいぶちゃうで。
🗓️ 季節別|ファミキャン失敗を防ぐ正しい使い方・準備ポイント
🌸 春(3〜5月)
春は服装ミスが多い。昼は暖かくて半袖でも過ごせるのに、夜になると急に10℃以下まで冷え込む。「これくらいでええやろ」と薄着で来ると、夜に体が冷えて眠れん——子どもは大人より体温を奪われるのが早いから、とくに気ぃつけたいとこや。予約したらその地域の最低気温を調べてから着替えを準備してな。
☀️ 夏(6〜8月)
夏は食材の腐敗と熱中症がツートップの失敗。保冷力の弱いクーラーに食材を詰めすぎて、翌朝に全滅——これはほんまによう聞く話や。氷は「多すぎるかな」くらいで丁度ええ。飲み物の量は「◯日分」で決めるもんやのうて、人数×泊数×その日の気温で変わる。真夏の炎天下と、朝晩涼しい高原とでは減り方が全然ちがうからな。足りんくなったときに買い足せる場所(売店・近くのスーパー)があるかも、予約前に見といたら安心や。
🍂 秋(9〜11月)
秋はペグが刺さらん失敗が増える。雨の少ない時期は土が締まって硬うなるから、細いピンペグやと途中で止まったり曲がったりする。ただし「秋やから鍛造ペグ」と季節で決まるもんやない。効いとるのは地面のほうや——硬い土や小石まじりなら鍛造・スチール、砂地や芝生なら長さのあるペグ、というふうにそのキャンプ場の地面で選ぶのが本筋や。公式サイトに「芝」「砂利」「土」と書いてあることが多いから、予約前に見といてな。秋の夕方は急に暗くなるから、設営は日が出てるうちに終わらせよう。
❄️ 冬(12〜2月)
冬は結露・凍結・電池切れがトラブル御三家。テント内の結露が激しくて荷物がびしょ濡れ、水道が凍結して朝に水が出ない、スマホや懐中電灯の電池が寒さで切れる…どれも経験したことある人は頷いてるはず。冬キャンは念入りな準備が9割。
✅ ほな、何を買えばええの?マッサンの選びどころ
読んで終わりやと意味がない。同じ失敗をせんために、ワイが「ここは値段だけで選んだらアカン」と思うギアの答えを置いとく。
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